http://www.sscj.jp/symposium/24th_symposium.htm

講演題目:古くて新しいポリシラン、オリゴシランの研究

概要:ポリ(ジメチルシリレン)(PDMS)は1949年に初めて合成され、現在、炭化ケイ素繊維の出発原料として用いられている。炭化ケイ素繊維を用いるCMCは航空機エンジンの材料として注目を集めており、さらなる機能向上が求められている。本講演では炭化ケイ素繊維の開発の歴史を説明し、それを踏まえて今後の機能向上に寄与すると考えられる無酸素PDMSの合成を説明する。また、PDMSのケイ素原子数が10個のオリゴシランが両親媒性物質でないにも関わらず、単分子膜や二分子膜を容易に形成することについても説明する。